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公式インスタのご紹介とフェイスブック再開のお知らせ

2023年10月4日

こんにちは。小野祥子です。京都文化博物館に移転リニューアルオープンしてから早くも1年が過ぎました。工房はこれまでと変わらず今出川通沿いにありますが、月〜木は工房で制作に入り、金土のみ文博にて販売してます。今出川通沿いもとても賑やかで行き交う人も多いのですが、文博のある三条通り沿いは全く異なる風情の賑わいで、ブランドショップや飲食店が立ち並び、東京で言えば原宿・表参道、福岡で言えば西通りのようなイメージで、お洒落な若者があつまる地域という印象の街です。観光客もとても多く、特に西洋系の外国人を季節が良いシーズンはたくさん見ます。今出川から三条へ。だいぶ都会に来てしまったな…とおのぼりさん状態です(笑)。

本題からズレましたが、SNSでの情報発信を少しずつ始めています。まずは夫の小野正人が日々の制作で完成した鞄たちを紹介しているインスタグラム。オーダーメイドが多いので当然といえば当然ですが、かなり多種の鞄を毎日怒涛の勢いで制作してます。普段販売では見たことのない鞄もたくさんアップしていますので、ぜひお買い物の参考に見ていただけると楽しいかと思います。

そして3年前に凍結されてしまったフェイスブックですが、アカウントを復活し再開しました。こちらもぼちぼち更新して参りますので、見ていただけると嬉しいです♪





2021春夏コレクション 白のコレクション2が始まりました

2021年2月28日


今年の冬は特に寒さが厳しく感じます。京町家は、夏向きの家と言われていて、鰻の寝床と呼ばれる間口が狭く奥行きのある細長い敷地に夏は風が吹き抜けるように建っています。真夏に外から帰ってくると家の中が体感で5℃くらい涼しく感じます。我が家では7月まではクーラーをつけません。しかしその反面、冬は北風も通り抜けますし、お隣さんと壁を接しているため窓が左右になく日中も太陽の光が入りにくい構造で、暗く、また建具の隙間から冷気が入り込んでくるため、めちゃくちゃ寒いのです。独特の風情や京都らしい街並みを残すという意味でとても価値のある建物ですが、実際に住んでみると中々住みにくい点も多々あります。もう10年になりますが、年々冬は特にそれを感じます。は〜るよこい!は〜やくこい♪状態です…。

さて、前置きはこれくらいにして、早速本題に入らせていただきます。2012年秋冬シーズンよりonomasatoは毎年2回新作コレクションを発表しておりますが、2021年の春夏コレクションが完成しましたのでご紹介させていただきます。その名も「白のコレクション2」です。2は(ツー)と呼びます。前回の2020年秋冬は「黒のコレクション2」でしたので、onomasatoをご愛顧いただいているお客様や勘の良い読者様でしたら、これがどういったものかはご想像がつくと思います。そうです、2である理由は、以前「白のコレクション」を2018年夏に発表済みだからでございます。「な〜んだ、また白かよ!」と思われた方、そうです、また白です。でも今回の白は特別です。何が特別かと言うと、生地が特別なのです。前回の白は定番の軽量シリーズに使っているマットホワイトの生地をそのまま使い、革部や裏地などの色を変えることで季節感を演出したコレクションでしたが、今回「白のコレクション2」では、サテンの離型紙に白の色を乗せ、新たに開発した生地を採用しています。

デザイナーがなかなかこだわって作った生地で、鞄の裏地に通常使っているサテンという生地をサプライヤーさんに見せ、「この生地の表面の質感を表現してください!」とお願いして作ってもらった離型紙を使い、超耐久ポリカーボネート生地の表面にサテンの凸凹が出るように加工されています。一見エナメル調で艶のある質感の素材なのですが、よーく目を凝らして見ると、サテンの縦糸と横糸が交差している様子が見事にエンボス加工で表現されております。「でもちょっと待って、凄いのは分かったけど、それって自己満じゃね?」と思われた方、そうです、その通りです。この一見無駄のように見えるこだわりがonomasatoなのです。他の誰かがやってる技術や発想でモノづくりをしても、結局どこかで見たことある品物にしかならないのです。他の人は気づかないけど、使っている方が満足して愛着を持っていただけることがとても嬉しいのです。そのため、onomasatoのお客様にはその深い造形を楽しんでいただける心にゆとりがある方ばかりなのですね。あ、でも「軽くて素敵だからいいじゃん」くらいの気軽な理由で使っていただいてももちろん嬉しいです♪

生地感が伝わりにくいのですが、いくつか写真でご紹介しますね。

いかがでしたでしょうか。サテンの凹凸お分かりいただけたでしょうか。

あと、よくご質問をいただくのが、「白は汚れがね〜」「汚れが付いたらどうしたらいいですか?」という点です。はい、もちろん白なので汚れが付いたら目立ちます。それは否定できない事実なのですが、onomasatoのポリカ生地は汚れを落としやすい生地なので安心してください。特に油性のマジックやジーンズ・皮革製品の染料などしつこい汚れでなければ、ウェットティッシュで簡単に落とせます。またしつこい汚れであればアルコール入り除菌シートや、マニキュアの除光液を少し落として拭いていただければ、大抵の汚れは落とせます。コツとしては、生地の凹凸の凹んだ部分に汚れが付着するのでそこを集中的に拭き取る感じでやっていただくと綺麗にとれます。白い革のバッグなどは基本的に汚れたら元に戻せないので、汚れが落ちるという点でonomasatoの白い鞄は白好きの方にはとても人気のある製品です。また、夏場にリュックサックを背負っていて背中が汗だくになってしまっても、鞄に汗が染み込むことがなく、ウェットティッシュで拭き取ってお手入れすることができるため、清潔に使用することができます。こういう意味ではonomasatoの軽量バッグは夏向きの鞄と言えます。あれ?夏向きと言えばどっかで聞いたフレーズ…。そうか、ここにつながったのか。いえいえ偶然です(笑)

ポリカ生地の財布にクレヨンで落書きをしても、クレヨンの汚れだけが落とせますよという動画を、以前暇な時に作りました。興味のある方は下記をクリックしてご覧ください。



定番の3waysM/Sやリュックサック 、またコレクション限定モデルのツインポシェットS+/Mを含む10型での展開となります。
革部は艶があり滑りの良い牛革の黒色を今回初採用、裏地はサテンのグレー色、金具はブラック色です。

3 ways バッグ menの凛としたオーラから目が離せません。美しすぎます。

コレクションの特徴としては、艶のあるエナメル調の真っ白な生地に、革やベルト、金具などのパーツがオールブラック色で引き締め効果があり、白と黒のコントラストがはっきりとした非常にスタイリッシュなコレクションです。カジュアルにもお使いいただけますが、よりモードな装いでお使いいただくとコレクションの世界観に調和したアウトフィットになると思います。
7月末までの期間限定で、京都西陣の直営店舗もしくは公式通販サイトでのお取り扱いとなります。
春の新生活を一つの白い鞄とともにスタートしてみてはいかがでしょうか。

onomasato公式通販サイトへ




ブログを始めます

2021年1月23日


はじめまして。Facebookからこちらへやって来てくださった方々は、どうもありがとうございます。これからはこちらのブログにてお店のお知らせや新作のことなどをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

店主 小野祥子